敵は三宅坂(笑)その2

まだまだいくよー

未熟児新生児学会より「NICU(新生児集中治療管理室)補助金の削減に反対」
http://lohasmedical.jp/news/2009/11/26213559.php

昨今の周産期医療体制崩壊の根本的な原因は、NICUの不足および新生児医療を担当する医師の不足です。NICUが全国的に十分に整備されない理由は、NICUの運営により病院が赤字になるからです。さらに、NICUで勤務する医師の勤務条件は過酷です。病院内で赤字を指摘され、好んで激務を引き受ける医師は当然少なくなります。この状況を唯一解決するのは新生児医療に対する財源の投入です。すなわち、事業仕分けで指摘されたように、診療報酬だけでNICUが赤字にならずに運営できるように診療報酬が改定されることが必要最低条件です。ただし、現在の新生児医療の窮状は、診療報酬の増収だけで短期間に解決できる状況ではありません。地域で必要とする病床の緊急整備およびそこで勤務する人材の新たな確保、さらには緊急受入れのための空床確保には、診療報酬以外の運営費が必要です。すなわち、NICUへの運営補助金が不可欠な状況です。NICU及びNICUの後方病床であるGCUへの新規補助金が削減されれば、新生児医療体制の整備は困難となります。新生児医療を担当する医師としてこのような状況は決して受け入れることはできません。是非ご配慮をお願い申し上げます。

わしの現住所は岐阜東部なのだが,この地域の産科医療の状況は大ピンチなのです。
(参考サイト:「お産ネット東濃」本当にお世話になりました)
http://www.geocities.jp/tono_osan_net/
多治見市,土岐市瑞浪市恵那市中津川市の広域にわずか一つしか,NICUの設置されている病院がないのだ!この数年で次々と産科がなくなっている。(地図は国土地理院のサイトのものを改変させていただきました)

三男が生まれたとき(7月)は陣痛開始からわずか3時間でご対面だったのだが,まだ車で15分の距離だったから良かった。
同じ病院には1時間かけて来なくてはならない人がザラなのです。
名古屋通勤圏でこの現状。過疎地域では若者は子供を産む選択すらなくなりつつあるという最悪の状況がいまここにあるのに,なんでもコストコストコスト!
まさかコスト=コンクリート代ぐらいにしか思ってないのか?