佐々岡よありがとう。
わしにとってのカープは、いつもほぼノムケンと佐々岡とともにあった。
- わしが中3の年にいきなり17連続セーブポイントでデビューだったよ。
- 2年目には、タイトル総嘗めで20世紀最後の優勝をノムケンと二人で成し遂げたよ。日本シリーズでのノーヒットノーラン未遂には高校の授業中にラジオこっそり聞いてたのに「うおおおおお!!」とか言っちゃったものだよ。
- 大学時代、優勝戦線まっただなかでの5日連続セーブには鳥肌が立ったものだよ。度会とミューレンに浴びたサヨナラ弾は神宮球場前ホープ軒のラーメンを不味くさせたものだったよ。
- 院生時代、中日戦でのノーヒットノーラン達成には「佐々岡は滅びぬ!何度でも蘇るさ!」とムスカ的に喜んだものだよ。
- ハイジャック犯がササオカシンジを名乗ったときはピッチングへの影響を本気で心配したものだよ。
- 「佐々岡さんに謝れ事件」は幹英が河野にキレたものだったが,カープにおける屋台骨であることを改めて思い知ったものだよ。
- 昨年の規定回到達はまさに最後の輝きだったのだなあ。
…もう18年も経ったのだな。佐々岡が辞めるなんて、こんな寂しすぎることはない。
自らの引退試合の翌日に、好敵手の引退試合に花を添えるべく登板する男。佐々岡はどこまでも気遣いの心優しい男,佐々岡だったよ。寂しいのう。
永川もそろそろ先発やってみんか?案外再生するかも知れん。