「海図」ってご存知ですか

船舶をドライブされない方にはあまりファミリアではなかろう「海図」。
研究目的上必要になりましたので、海上保安庁まで直接購入に行ってきました。
築地市場駅前、新橋駅から徒歩15分。
あの朝日伝聞本社の並びです。
悪いことしないように見張ってるんですね(違う)。
−−−
海図販売センターは1Fです(ほかのフロアには行けません)。
一枚2600円以上となかなか高いが、紙は海上での使用に耐え得るよう、さすがに頑丈です。
 
さて、海図の見方です。(上記のリンク先から見に行けます)
ふだん目にしないものだから、「漁礁」とか「渦流」とかの記号が新鮮でおもしろい。
水位はいずれも干潮時の潮位が基本となってます。
わたしの買った図幅では、平均海水準より2m低い。
そりゃ「船が通れる最低水位」を書かなきゃ、みんな座礁しちまいますよね。
 
さらには、掘り込み港の水深とその許容する船のサイズについて
売店の人に聞くことができました。

水深が7mあれば10,000t級(普通の貨物船)
10mあれば50,000t級が入れるそうです。
道路で言うところの道幅みたいなもので、
掘り込み港のグレードが、海図を見ればわかるわけですね。
ちなみに世界最大の船(オイルタンカー)は喫水38m*1で、世界に2隻しかないらしい。
また、LPG(天然ガス)のタンカーはでかいわりに喫水深が浅いとのこと。安定悪そうですね。

とりとめがなくなってきたので、このへんでおやすみなさい。

*1:荷物を満タンにした状態で、船底が海面下何mにあるか?という値