年末カウントダウン比較
あけました。
本来なら高速バスの中で眠っているはずだったのだが豪雪にて運休。
マツケンサンバも見ずに大学で作業を続けていたのですが、
さすがに新年を迎える瞬間にひとりってのはつらかったので
新年3分前にロビーのテレビを見に行く。
NHK:行く年来る年@清水寺。雪が降ってるところがよく選ばれるが
京都でってのは珍しいのではなかろうか。刺激が足りないので回避。
日テレ:岡村がバカやってたので回避。
テレ朝:キレることを芸にする不愉快な若手芸人(コンビ名知らん)がデュエット。
経費削減にも程がある。回避。
TBS:印象にない。
テレ東:ダンサー西島が『ボレロ』にのって踊りまくり。
なんと、新年のカウントダウンをボレロでやっちゃおうという仰天企画だった。
ご存知の方も多いと思うが、ラヴェルの『ボレロ』は
ひたすら同じフレーズをはじめは1つの楽器が奏で、
それを10数回繰り返しているうちに全ての楽器の音がそろってきて、
盛り上がったところですべての秩序を破壊するようなエピローグを経て
急転直下終わるという、とにかく印象に残る名曲である。
残り1分を切り、いよいよエピローグ突入。シンバルの音が響く。
あと10秒。あと5秒。
崩れ落ちるようなラストと同時に時計の針は12時を指した*1。
こんなにテレビを見ながらハラハラして迎えた新年はなかったかもしれん。
「時間どおりに終わらせるよう演奏する」なんて
面白くも残酷な企画を考えた人、中継したテレ東、
成功させたオーケストラメンバーと指揮者には
最大級の賛辞を贈りたい。
ともあれ新年です。穴あき更新ですが、今年もよろしくお願いします。
*1:実際、最後のところは1秒分くらい端折ったね。しかし、早く終わってしまうよりは全然OK。