ランゲリア指数(LI)

http://www.risui-kagaku.co.jp/risuraima_langelia.htm

水の金属腐食性を表す数値にこんなんがあったのね。
たとえば蛇口・水道管の劣化に影響するわけで。
井戸水を扱っておるのに全然知りませんでした。

以下、引用部分


 ランゲリア指数は、1936年アメリカのランゲリア氏によって提案されたもので、水の腐食性と炭酸カルシウム皮膜形成の目安とされています。ランゲリア指数がプラスの値で 数値が大きい程、炭酸カルシウムの析出が起こり易く非腐食性であり、ゼロであれば炭酸カルシウムは析出も溶解もしない平衡状態にあり、マイナスの値では炭酸カルシウム皮膜は形成されにくく、その絶対値が大きくなるほど水の腐食傾向は強くなります。

 実際には、次項に説明するように、ゼロに近いマイナス値でも炭酸カルシウム皮膜は形成されます。(腐食性金属への炭酸カルシウム皮膜優先形成理論参照)

 ランゲリア指数は、水のpH、カルシウムイオン濃度、総アルカリ度及び溶解性物質(補正値計算に使う)から、次の式によって求められます。

 ランゲリア指数(LI)=pH−pHs
           =pH−8.313+log[Ca++]+log[A]−S 

  pH : 水の実際のpH値
  pHs : 平衡状態にあるときのpH値
  log[Ca++] : カルシウムイオン濃度の対数
  log[A] : 総アルカリ度の対数
  S : 補正値

この式から、ランゲリア指数を大きくするには、 『pHを上げる』か『アルカリ度を上げる』か『カルシウム硬度を上げる』かすれば良いことが判ります。

引用終わり。( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー

※この場合、アルカリ度ってのは硫酸滴定で求めたHCO3濃度のことやろね。