井生13年の深みある一発

1998年ドラフト2位。
1998年1位の東出が1年目からチキチキ言われつつ(一部にファンによって)レギュラー定着し本塁打も量産*1するなか,
井生は高橋★虚弱パンダ★由伸に似ているとのみ言われつつ(一部にファンによって)二軍に定着しあらゆるポジションを兼業してきた。
雌伏の7年を経て,東出の暗黒期真っ只中だったブラウン政権初年度にレギュラーに定着しかけた井生。
その器用さと丈夫さゆえに,高信二木村拓也と経た背番号ゼロを継承しついに開花と思われたのだが,そこからまた雌伏が長く続いた井生。
2年間ほとんど一軍で姿を見せることなく,鞘師と毎年ジャンプの打ち切りマンガレース的立場に立たされていた(一部ファンによって)井生。
 
井生が今日,セリーグにおいては最大となる13年目での初アーチを放った。

12年間打てなくても球団から見捨てられなかった価値が,井生にはあったのだろう。
12年間打てなかっただけの技術の壁を乗り越える苦労を,井生はしてきたのだろう。
 
こんな価値あるホームランが出たんだ。
こりゃあ優勝するしかあるめえよ。
わかってるなお前ら。まだまだこっからだよ。
しかしやっとチームホームラン数がバレンティンに並んだなお前ら。

*1:してない。たぶん頑張れば今年中に追いつけるぞ井生。