建さん渡る

大野様がエンゼルスからのオファーを蹴ったのが10年前。
同じ肩の消耗が少ない40代手前の左腕が、海を渡る。
ここ数年、精彩を欠いていた建さんが今年100イニングス登板、8勝を重ねられたのは、昨年オフの「FAしてメジャー行ったる」宣言、そしてその「過程」に自身を乗せていけたことに尽きるような気がする。(もちろん、コンディションがかなり良くなってるからこそ出た言葉だろうけど。)気迫も、ピッチングスタイルもマウンドさばきも若返っていた。
なので、建さんの選択は予想どおりであるし一緒に夢を見たい気分である。
目標に揚げた「1勝」への道は、今年のような調整ができればそう遠くないだろう。