終戦

hierophant2008-10-06

甲子園の8回裏に、横山が間に合っていれば。
上野を責めるわけではないが、『もうひと押しがあれば、CSに手が届いたかもしれない』、そんな場面は数え切れない。永川、栗原の超人的な頑張りは、報われてほしかった。
  
天谷と赤松のアホインタビューに乗せられ、信じられない逆転劇で踏ん張ってきた序盤戦。ルイスにおんぶにダッコのなか、小窪が現れた交流戦。嶋がピザから嶋に戻り、横山・梅津・シュル津が頑張って5割ウォールズ突破したら弾き返された悪夢の7連敗の7月。崖っぷちに永川が孤軍奮闘のなか、救世主三本柱が降臨し、遂に竜の尾に喰らい付いた9月。市民球場終焉の余韻のなか、己を見失い、現実に叩き落とされた10月。
思えば、ここ数年「落とせない試合」の経験がなかった。それがあとわずか7試合のアウェーを戦う、チームとしての体力と執念の枯渇となって現れたのかもしれない。
今日にて長く短い08シーズンが終戦した。フラフラーと見に行ってしまったが、ハマスタについたらもう8回表。その後はカープの戦いぶりを凝縮したかのようなお得な幕切れ。上司がいなかったせいか観戦連勝はついに4でストップしてしまい、結局、借金1を背負ってのジエンドとなった*1
『我々は敗者だ。我々は、まだ弱い。』この厳然たる事実を、悔しさを噛み締めなくてはならない。
09年。新球場が待っている。ルイスは残ってくれる。だが、東出は、緒方は、前田はどうなるのだろう。
もう戦いは始まっている。今日の敗戦が、良き糧とならんことを。カープを応援する野球馬鹿たちは、来季の開幕を待ちわびている。

さあ仕事しよ。

*1:マーティの去就はどんなんだ