じゃこ天は本当においしいですよ
八幡浜と済美。祝、2枠ゲット。
「八幡浜選ぶなら四国からは3校のみか?」と思っていただけに、
それも含めて驚きました。
脇村会長になって、高野連の選出基準がやや変わってきたような気がしますね。
さて、知ってる範囲で両校のご紹介を。
■八幡浜(初出場・温情枠)
昭和38年の夏(記念大会で1県1校)に1度出場しているものの、
当時の記念大会は1回戦を甲子園と西宮球場で行っており、
八幡浜はそこで清水東(静岡)と対戦し0−3で敗退。
甲子園で試合ができませんでした。
そこらへんも温情枠のポイントを稼ぐには良いネタだったわけですね。
八幡浜は愛媛県西部、佐田岬半島の付け根に位置する漁業の町です。
トロール漁船(いわゆる遠洋漁業の船)の基地としては西日本最大。
市制を敷く人口規模はあるのですが、
ひとつの入り江にできた町ですのでとにかく狭い。町中魚だらけです。
八幡浜高校の野球部にも、他の高校(ヒグマとかヤマビコとか)のように
ニックネームがついているという話を耳にしたことがあります。
しかも3つ。
トロール打線。 かまぼこ守備。 じゃこ天走塁。
誇張でも何でもいいので
春の大会ではこの3つをNHKのアナウンサーにしゃべってほしい。
勝敗なんて二の次だ。
■済美(初出場)
愛媛の明徳義塾とか愛媛の遊学館とか言われています。
その通りです。
県立王国の愛媛ですが、春は帝京第五、新田に続いて3校目の私立出場です。
松山にある私立で、3年前までは女子高でした。
その頃からスポーツは強かったのですが、
共学化を機に、宇和島東の監督をやめたばかりの上甲正典を得て
県内・県外から選手をかき集めたのです。
リッチな練習設備まで建設してもらい、
3年で結果を出せなければ評価ガタ落ちとなる上甲氏でしたが、2年目夏も緒戦敗退。
いよいよ後が無くなってきたところでしたが、
昨年秋は圧倒的な強さで愛媛を制覇。調子に乗って四国も制覇。
宇和島東時代のような内弁慶ぶりをついに会得した上甲済美。
打線の破壊力は全国的にもベスト8クラスですが、
いつもの無責任采配によって
また東北・北海道あたりの高校に軽くいなされそうな悪い予感もします。