花咲高校は「花崎駅」にあるらしい

昨日は日曜日までの疲れで
家でゴロゴロしつつ準々決勝に浸っている間に
過去にさかのぼること松山商vs三沢に至る、
甲子園34年ぶりの(雨天中断を除く)「延長引き分け再試合」が
高校野球史に刻まれてしまいました。
ちゅらさん2もあって大満足の1日。

花咲徳栄|000 000 000 100 001=2 |200 000 201 0=5
東洋姫路|000 000 000 100 001=2 |000 210 200 1=6

延長再試合は5度目なのですが、これまでの4度はすべて「0−0」のスコア。
延長に入って点の取り合いとなった結果、2−2での引分というのは

実は史上初だったのです!

延長11回あたりから再試合になりそうな雰囲気が漂っていました。
しかし、まさかこのような幕切れを迎えることになるとは!

エラー合戦となった15回の攻防。
しかしそれは両軍の極限まで闘いぬいた姿をよくあらわしています。
一生忘れられない、そんな試合のひとつになりました。

今日の再試合は11時からでした。
主催者はもう少し開始時間を遅らせてあげても良かったのではないかと思います。

私も用事があって見られなかったのですが
またもや3度にわたる逆転の応酬、そしてこれも史上初となる延長突入の死闘。

9回の土壇場で同点タイムリーを放った花咲・福本が
まさに燃え尽きたといっていいサヨナラ暴投。
自分で幕切れを下ろしたことで、もう悔いは残ってないのではないか。
彼には失礼かもしれませんが、そんな気すらしました。
花咲は緒戦・2戦目のサヨナラ劇と合わせて、完全に今大会の主役となりましたね。

アンと福本。上重と松坂。太田(三沢)と井上(松山商)。坂東(徳島商)と村椿(魚津)。
千載一遇の対決。
極限まで投げぬいた二人には、深い絆が生まれたことでしょう。

  ベースボールほど
  愉快にてみちたる戦争は他になかるべし。
 

子規も天上で喜んでるに違いありません。