左腕王国!?

 広池が酒井との継投で阪神の2軍を7イニング完全
  キャンプからずっと1軍の情報で出てこなかったうえに
  昨年は菊地原の後釜として便利使い(42登板、45回1/3)された。
  そのため、故障を含め回復の遅れが我々の危惧するところであったのだが、
  しっかり2軍戦(教育リーグ)で結果を出しているようだ。

 そもそも広池は長い回を投げるほうが向いている。
  細かいコントロールで三振を取るよりも、
  スタミナで引っ張り、打たせて抑える粗けずりなスタイルが持ち味だ。
  新入団のニューマン、苫米地、そして玉木、いずれもタイプは後者であろう。
  河野もいちおういれとこ。

 昔ながらの一人一殺の考え方が広島球団には根強い。
  しかし、「左のワンポイント」ほど適性がものをいう役割もないであろう。
  その重要性はクローザーにも匹敵する。
  仕事人・菊地原の回復が見込めない今こそ、
  首脳陣は、ロングリリーフの複数人体制を確立するべきではないだろうか。